学校は、子どもたち一人一人の個性を尊重し、その伸長を図るという基本的な考え方に立って、
保護者や地域社会の願いのもと、個に応じた教育を進めなければならない。子どもたちに求められ
ている確かな学力は、知識・技能に加え、自分で課題を見付け、自ら学び、主体的に判断し、行動
し、よりよく問題を解決する資質や能力であり、これを一人一人のニーズに応じてはぐくむことが
大切である。

 そのためには、個に応じたきめ細かな指導による基礎・基本の確実な定着を図るとともに、体験
的な学習や問題解決的な学習の充実や生活・学習習慣の確立に向けて、家庭・地域社会と一体とな
った取組を行う必要がある。

 校長は、確かな学力の向上を図るため、学力調査等の結果も踏まえ、習熟の程度に応じた指導の
補充・発展的な学習等の工夫・活用に努めなければならない。すべての子どもたちが、学ぶ意欲を
持ち、一人一人が各自の進路に向けて自己実現できるような生き生きとした活力ある学校づくりを
推進することが大切である。


<研究の視点>

 ○ 基礎・基本の確実な定着
 ○ 体験的な学習や問題解決的な学習の充実
 ○ 確かな学力をはぐくむ生活・学習習慣の確立
 ○ 自己実現を図る進路指導の推進
 ○ 一人一人のニーズに応じた特別支援教育の推進
第3研究題 一人一人を生かし、確かな学力の向上を図る学校経営