子どもをめぐる環境の変化は、健やかな心身をはぐくみ、豊かな人間性や社会性を培う時期に、
社会性や主体性の未発達、倫理観や規範意識の欠如、体力の低下や基本的な生活習慣・学習習慣の
未発達など、こどもの成長にさまざまな問題を生み出している。

 このような状況の中、生命や人権を大切にする心や人間尊重の精神、正義感やモラルを重んじる
心、他人を思いやる心や他者との共生など、人としてよりよく生きるため、豊かな人間性や社会性
を育てることは、学校教育の重要な課題である。

 校長は、これらの課題解決に向けて、自然体験や生活体験・社会体験などの充実を図るとともに
学校・家庭・地域社会との一層の連携を進め、実効性のある学校経営に取り組む必要がある。なお
今後、食育の推進など、新しい観点からの研究実践も求められている。


<研究の視点>

 ○ 生徒指導の充実
 ○ 生命や人権を尊重する人権教育の推進
 ○ 道徳的実践力を高める道徳教育の推進
 ○ 健やかな心身をはぐくむ教育の推進
第4研究題 豊かな人間性や社会性を培う学校経営