少子高齢化や生涯学習社会が進む中、地域社会における学校の存在が再認識され、保護者や地域 住民から学校づくりにかかわる校長のリーダーシップの在り方が問われている。 信頼され、活力ある学校づくりには、学校・家庭・地域社会が目指す子ども像を共有し、その具 現化に向けてお互いが教育機能を発揮し、連携、協働して取り組むことが大切である。 そのため校長は、経営方針や教育活動を積極的に公開するとともに、子どもの実態や保護者・地 域社会の声を的確に把握して、学校教育に生かしていくことが重要である。また、外部評価の導入 や学校評議員制度等の活用により、家庭・地域社会と連携・融合し、学校教育の充実・改善を図る 必要がある。 さらに、学校の説明責任と情報発信・情報公開の在り方を工夫し、地域の教育力を積極的に活用 しながら、地域社会との双方向の関係を保ちつつ、教育効果を上げていくことが重要である。 校長は、今後とも、学びの場にふさわしい、安心・安全な学校づくり、信頼され活力ある学校づ くりの推進に一層の指導力を発揮することが求められている。 |
<研究の視点> ○ 学校の説明責任と情報発信の充実 ○ 学校評価を生かした学校づくりの推進 ○ 家庭・地域社会との連携・融合による活力ある学校づくりの推進 ○ 安全・安心な学校づくりの推進 |