大会主題  未来を切り拓き、心豊かでたくましく生きる子どもを育成する学校教育の推進(案)
〜新しい時代に求められる活力ある学校づくりの推進〜
主題設定の趣旨

 今日、我が国は少子高齢化、国際化、情報化や科学技術の進歩等の急激な社会の変化の中にあり、まさに
先行き不透明な時代、変革・混迷という新しい時代の直中にある。子どもの教育めぐる状況は、いじめ、不
登校、学ぶ意欲の低下、生活・学習習慣の未確立、社会性の欠如、社会規範の低下等、依然として厳しいも
のがある。

 このような中で、教育においては、変化に適切に対応し、未来を切り拓いていくことのできる社会の形成
者としての資質の育成が求められている。また、自ら考え、進んで行動する自立した個人として、心豊かに
たくましく生きていく基盤となる力の育成が求められている。とりわけ、義務教育にあっては、学校の教育
力を高め、教職員の力量を高めることを通して、子どもたちの「人間力」を豊かにはぐくんでいくことが求
められており、今後とも、各学校では、確かな学力、豊かな心、健やかな身体のバランスのとれた育成に取
り組まなければならない。

 そのため、校長は確固たる教育理念や将来へのビジョンをもち、教育改革の大局を見極めつつ、より一層
のリーダーシップを発揮して、意欲的、創造的に学校経営に当たらなければならない。また、子どもも教職
員も活気にあふれ、生き生きとした活力ある学校づくりを通して、心豊かでたくましく生きる子どもの育成
を目指す学校経営に努めなければならない。

 このような時代の背景や本県校長会のこれまでの研究成果を踏まえ、校長として新しい時代における学校
経営の在り方について「未来を切り拓き、心豊かでたくましく生きる子どもを育成する学校教育の推進」を
設定した。